インテリアデザイナーに聞いた、キッチンから今すぐ排除すべきもの 10

キッチン

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  • キッチンをスタイリッシュではなく、雑然と見せてしまうアイテムやトレンドもある。
  • 余分な包丁や使っていない調味料、掃除用具を処分すれば、カウンターや棚のスペースを節約できる。
  • オープンシェルフを美しく見せるには、日頃からの掃除が欠かせない。

キッチンは便利で有意義なアイテムで満たしておきたい場所だ。ただ、結果的に雑然とした、おしゃれとは程遠い状態になっているキッチンも少なくない。

そこで、Business Insiderではインテリアデザイナーに話を聞き、どのようなアイテムやデザイン要素を取り除くべきか考えてみた。


不要な道具や小物は処分しよう

インテリアデザイナーでEhrlich Interiorsのオーナーでもあるジル・ジャービス(Jill Jarvis)氏は、カウンタートップの"ごちゃごちゃ"はキッチンから追い出すべきものの1つだとBusiness Insiderに語った。

「カウンタートップのごちゃごちゃほどキッチンを乱雑に見せるものはありません。カウンターを拭いて、きれいな状態を維持するのも難しくなります」

不要な書類や郵便物、ほとんど使わない小型家電は処分しよう。ジャービス氏はまた、場所を取り過ぎる装飾品は移動させたり、処分するようアドバイスしている。

オープンシェルフはほとんどのキッチンに合わない

オープンシェルフ

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インテリアデザイナーでRevision Custom Home Designのオーナーでもあるレベッカ・ラングマン(Rebecca Langman)氏は、キッチンの収納としてオープンシェルフが最適なことはまずないとBusiness Insiderに語った。

「オープンシェルフは散らかって見えやすく、見栄えを良くするためには日頃からの掃除と整理整頓が欠かせません」

前面ガラス張りのキャビネットは、ホコリや油の蓄積を抑えつつ、可視性も維持できる。

ワイングラスはそんなにたくさんいらない

インテリアデザイナーのジョー・カンゲロージ(Joe Cangelosi)氏は、あらゆる種類のワイングラスを揃える必要はないとBusiness Insiderに語った。

「それら全てを収納できる巨大なパントリーでもない限り、大抵の人はオール・パーパス・ワイングラスとシャンパンフルートがいくつかあれば十分でしょう」

特別な時のための高級なセットと、日常的に使う手頃なセットを用意しておくといいと、カンゲロージ氏はアドバイスしている。

余った包丁は処分

包丁

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プロの料理人でもない限り、包丁は24本もいらないだろう。

「店ではあらゆる種類の包丁を勧められるかもしれませんが、99%の場合、大き目の牛刀、パン切り包丁、小さな果物ナイフの3つがあれば十分です」とカンゲロージ氏は語った。

使っていない包丁は処分して、この3つの包丁(高品質なもの)に投資しよう。

かさばる料理本は整理、処分しよう

料理本はインスピレーションも与えてくれるけれど、見た目にも物理的にも散らかりやすくなる。

「キッチンのスペースを確保するためにも、毎日使わない料理本は移動させるか寄付しましょう」とジャービス氏は話している。

料理本の中の1つか2つのレシピしか使わないなら、紙に書き写して箱にしまっておくか、バインダーに閉じておくのも1つの方法だ。レシピを撮影しておくのも、手軽でいい方法だ。

キャビネットの上の装飾品は撤去

キャビネットの上の装飾品はホコリを集めるし、雑然とした印象を与える。

「吹き抜けの高い天井でもない限り、キャビネットの上に物を置いてもホコリを払う回数が増えるだけで、空間の見た目が良くなることはほぼありません」とラングマン氏は話している。

どうしてもキャビネットの上に何か置きたい場合は、水やりの際にホコリも払えるような、お手入れの簡単な観葉植物を選ぶといい。

一般的なフレーズの文字飾りは、流行に左右されやすい

文字飾り

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ラングマン氏がキッチンの装飾で嫌いなものの1つが、よくあるフレーズの文字飾りだという。

「壁に特大のフォークとスプーンがなくても、『gather(集まって)』『eat(食べて)』というサインがなくても、お客さんはそこがキッチンだと分かるでしょう」と同氏はBusiness Insiderに語った。

代わりにラングマン氏が薦めているのが、キッチンの雰囲気を引き立てるような、かわいらしいハンドメイドのアートを選ぶことだ。

古くなった布巾は処分

しみがついていたり、擦り切れているタオルは、キッチンの印象を悪くする。

「布巾を整理して、使い古した、キッチンを引き立てなくなったものは捨てましょう」とジャービス氏はアドバイスしている。

古い布巾は掃除用の雑巾として使ってもいいし、自分の好みに合わないものは寄付してもいい。

使わない調味料は処分して、キャビネットやパントリーにスペースを

「あなたの食器棚にも、使ったことのない調味料がいくつかあるかもしれません。使わない調味料、風味を失った香辛料は処分しましょう」とジャービス氏は話している。

使いかけの同じ調味料を1本にまとめたり、少し古くなってきたスパイスを使って紅茶やフレーバーウォーターをまとめて作ってもいい。

滅多に使わない掃除用具も処分

あまり使わない掃除用具は捨てて、キッチンをすっきりさせよう。

「滅多に使わない掃除用具を捨てたり、同じ製品を1つにまとめたりして、シンク下を整理整頓しましょう」とジャービス氏はアドバイスしている。

ちなみに、残り少なくなっている商品をキャビネットの手前に置いておけば、最初に手が届く。

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