バブル水準の株価は下落寸前、景気後退入りの「最悪シナリオ」に現実味。バンカメ最新予測

バンク・オブ・アメリカ Bank of America

株価は史上最高水準で推移しているが、バンク・オブ・アメリカ(Bank of America)は最終的に景気後退入りの可能性まで予測する。

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米銀大手バンク・オブ・アメリカ(Bank of America)のマイケル・ハートネット氏はこの先数カ月の米経済について、「ノーランディング」シナリオをたどる可能性が最も高いと考えている。

具体的には、健全な経済成長の原動力となる労働市場は引き続き堅調を維持し、一方でインフレは米連邦準備制度理事会(FRB)が長期目標とする2%まで下がらず高止まりする展開が想定されるという。

現時点ではそれで良くても、そのままだといずれは経済および株式市場に問題が生じることになるとハートネット氏は警鐘を鳴らす。

と言うのも、インフレが高止まりすれば、FRBは引き締め政策の維持もしくは(再度の利上げなど)より引き締め的な政策への移行を強いられ、それは企業や消費者向けの融資や消費支出を減速させ、結果として景気後退のリスクが高まるからだ。

ハートネット氏は4月11日付の顧客向けメールで次のような分析を披露した。

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