物価の上昇が激しい昨今、食材は旬や値引きで安くなっているタイミングにまとめて買いたいところ。
だが、多くの食材を傷めることなく保存するのは一苦労だ。
プラスチック製の保存容器は便利だが、使わないときはかさばるし、大きめの野菜などは入りきらない場合も多い。ラップも汁気のあるものに使うと水分が漏れてしまうデメリットがある。
さまざまな食材を手軽に効率よく保存できる方法はないものかと探していると、Gladの「プレスンシール(Press'n Seal)」というアイテムを見つけた。
接着力のあるラップ
GLAD プレスンシール 税込936円
撮影:森亮太
Gladの「プレスンシール」は片面が接着面になったラップシールで、食材をしっかりと密封して保存できるようになっている。
表面がミクロな吸盤の様な形状になっているおかげで、安全性を損なうことなく、圧力を加えると密着してくれる仕組みになっているのだとか。
コストコでも販売されていることで有名なアイテムだが、今回はamazonで手に入れた。
切って押すだけ
撮影:森亮太
使い方は簡単で、箱に付属のカッターでシールを切ったあと、押して密封するだけだ。
丈夫な素材でできているためか切るのに少し力が必要だったが、指をカッターの根本付近に置いてしっかりと保持すれば難なく切ることができた。
幅は30センチなので大きめな食材にも対応できるサイズ感だ。
手始めに鮭の切り身を包んでみた。
まずプレスンシールの接着面の上に鮭を並べ、その上にもう一枚カットしたプレスンシールをかぶせる。
この時、接着面同士がくっつく向きでプレスンシールをかぶせる。
撮影:森亮太
手で空気を押し出すようにプレスンシールと食材を密着させていく。
撮影:森亮太
シール表面に凹凸があるおかげで、切り身の隅々までシールがくっついて密封できている。
強力過ぎない接着力のおかげで、食材を包むのに失敗しても剥がしてまた包みなおせるのは嬉しいポイントだった。
調理中に出る野菜の皮などが接着面にくっつきやすいので、使用する際は作業台をきれいに保ちたい。
大きいものから小さいものまで包める
撮影:森亮太
シールは好きな大きさで切って使うことができるので、大小さまざまな食材に使用できる。
カットされた大きめのスイカであっても難なく包むことができた。
シール同士がしっかりと密着しているので、冷蔵庫内でスイカの水分が漏れ出してしまうこともなかった。
撮影:森亮太
半分余りがちな玉ねぎもきちんと包める。
どんな容器にもピッタリフィットで保存できる
撮影:森亮太
プレスンシールは容器にフタをするような形でも使うことができる。
魚や肉のパッケージは一度元からついているラップを外すと、ラップが絡まって再び容器にピッタリと張るのが難しいが、プレスンシールは何度でも張り直せるので少量ずつでも使いやすい。
もちろん陶器やアルミの容器にもピッタリとフィットするので、手持ちの皿やボウルが密封保存容器に早変わりする。
なお、耐熱温度は100℃までなので、電子レンジの温度が控えめな解凍機能なら問題はないが、高温になる温め機能は使わない方が無難だ。
食品ロスが減り、まとめ買いもしやすく
撮影:森亮太
プレスンシールは冷凍保存にも対応している。
密閉性が高いため、プレスンシールで包んで冷凍した肉や魚は、そのまま流水解凍することもできる。
まとめ買いでお得に買った食材は保存が大変というデメリットがあったが、プレスンシールがあればどんな形の食材も冷凍保存できる。
一人暮らしや消費のペースが緩やかな家庭でも気がねなくまとめ買いができそうだ。