冷蔵庫の自動製氷機能、清潔に保ててる? 不安を解決してくれたのは「赤色の氷」だった

冷たい飲み物が美味しい季節になってきた。

我が家の冷蔵庫には自動製氷機がついているので、作った氷を毎日使用している。

時折自動洗浄機能を使用したり、食器用洗剤で洗ったりしているが、手入れが行き届いているのか不安だ。

冷蔵庫のような冷えた空間は、カビやキンが繁殖しにくいイメージだが、実は10度以下の環境でもカビは繁殖するのだという。

石鹸屋さんによる食品添加物由来の洗浄剤

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木村石鹸「自動製氷機の洗浄剤」税込858円

撮影:市川みさき

そんなときに発見したのが、今年で創業100年目の老舗・木村石鹸が発売している「自動製氷機の洗浄剤」だ。

最大の特徴は、クエン酸や梅果汁抽出物でできているという点だ。2つとも食品添加物にも使用されているようなものなので、万が一成分が残留しても安全だ。触れた部分が直接口に入ることになるので、ありがたい。

赤い氷が透明になるまで製氷

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撮影:市川みさき

使い方もいたってシンプルだ。200ミリリットルのボトル1本で1回洗浄ができる。

自動製氷機の中に入っている水をすべて捨て、製氷機の浄水フィルターを外して、洗浄剤1本と400ミリリットルの水を投入する。

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撮影:市川みさき

洗浄剤自体は薄っすらと赤い色がついており、匂いを嗅ぐとほんのりと梅のような匂いがする。

あとは、この赤い水で製氷されるのを待つのみだ。

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撮影:市川みさき

洗浄剤と水を投入し、6時間ほどあけて製氷機を見てみたところ、薄い赤色の氷ができていた。美味しそうな色だが食用ではないので、全て廃棄する。

自動製氷機に入れた水が空になったら、赤い氷ができなくなるまで水を入れて製氷を繰り返す。

我が家は洗浄剤を入れたときの製氷を含めて、3回目で完全に普段の氷に戻った。

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製氷後の氷

撮影:市川みさき

ちなみにいつも通り透明になった氷は、匂いなども一切なかった。

私は化学の専門家ではないため、どれだけ菌が減ったのかは分からないが、少し気になっていた冷凍庫の独特な香りが和らいだような気もする。

若干のベタつきはあるが…

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撮影:市川みさき

気になったのは、洗浄液が固まってできた赤い氷が、成分のせいか少しベタッとしていたことだ。

体に優しいものなので問題ないと思うが、ベタつきが気になる人は氷の受け皿のトレイは、赤い氷が出なくなるまでの都度、洗ったほうが良いかもしれない。

使用目安は 1カ月に1本

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撮影:市川みさき

なお、使用の目安は1カ月に1本。1本858円という価格を踏まえるとコスパは決して高いとは言えない。

だが、暑い時期はカビなども不安なので、自動洗浄機能と組み合わせながら使用していきたい。


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